「明日も遊んでね、グッナイ」

嵐と関ジャニ∞。好きなものを好きなだけ。

2016年1月17日、大阪で起きたこと

関ジャニ∞の元気が出るLIVE。 

全公演終了ということで、メンバー、スタッフさん、ファンの皆様にまずお疲れ様ですを込めて拍手を。

 

私は今回、12月19日の東京公演2日目と、12月27日の名古屋最終公演に参加いたしました。

 

実は、大学が多忙を極めていたことに加え、週3日のアルバイト(固定シフト)、往復4時間の通学など、まともに睡眠時間が取れない日々が続いていました。ブログも長々エントリーができなかったのも一応それが原因です。

東京は、大学で授業を受けたその足で新幹線乗り込み、ライブが終わればすぐ夜行バスに乗って、そのまま大学でテストを受けるといった、今考えれば何を思ってたんだろうというスケジュールでした。

ライブの余韻に浸る間もなく、テストと課題に追われる日々が戻ってきましたが、それでも数ヶ月ぶりに自由な時間、それも大好きな人たちに会えたことがいい息抜きになり、また頑張ろうという気持ちになれました。
アイドルは私たちのビタミン剤みたいなものなのだと思います。

 

年も明けて、成人式が済んだ頃、再び多忙な時期に入り、大阪公演が始まった木曜日には、「大阪に入れなくて残念だったけど、正直言ってそんな余裕なかったし結果オーライかな」と呑気なことを思っていました。(関西に住んでいるので遠征せずに会場に行けるのが京セラです)

しかし私は今後悔しています。あの場にいられず、文字だけで想像するその世界は余りにも曖昧で。それならばこの目で見て、この目で感じたかったです。

 

 

私がそれを知ったのはTwitterでした。16時半ごろだったでしょうか。バイトの準備を済ませ、軽く何か食べてから出ようと軽食中のことでした。

タイムラインに現れた「休んでってことだよね(;_;)」という文字。この時、私の脳内は悪い予感しかしていませんでした。もしかしたら、全然別の芸能人さんのニュースだったかもしれないのに、これはきっと大変なことが起きていると本能が感づいていたのでしょうか。

 

慌ててタイムラインを追いました。

 

 

腸閉塞。並ぶ不穏な文字。

 

さぁっと血の気が引きました。昨日まで元気だったのにそんなことがあるものか。私だって日付が変わった深夜まで、ラジオで大倉くんの声を聞いていたんだぞ。

しかし、遡っても遡っても現実は現実でした。動揺と悲痛な叫びがそこにありました。私は食べていたパンを半分残し、後ろ髪を引かれながら出勤しました。

 

仕事には身が入りませんでした。幸いお客さんも業務も少なかったので、ただひたすら掃除をしていました。無心で手を動かしながらも頭の中は彼らのことでいっぱいでした。

家を出る直前に見たのは、6人がファンへライブを行っていいか尋ね、大倉くんがいない状態でライブを決行することが決まり、着替えるためにはけていったということ。

今頃公演中だろうか。どうなっているんだろうか。バンドの要であるドラムがいない状況で演奏はできているのだろうか。整理できないまま次々と思考が巡り、ぐるぐると頭の中を回りました。

 

21時半頃退勤し、帰宅し、真っ先に携帯を開きました。どうなったんだ。

ライブは終演していました。そして、大倉くんの穴を埋めながら6人が駆け抜けていた、そんなレポートがたくさん上がっていました。私はそれを一つ一つ噛み締め、咀嚼し、並ぶ文字と一緒に飲み込みました。

 

別のグループにはなりますが、相葉くんの病気のことで、誰かが一時的でも欠ける辛さは痛いほど味わっています。出来ることならもう二度と味わいたくないですが、どうしたって防げないものもやはりあります。

 

大倉くんがその日の晩にジャニーズウェブにアップしたメッセージを見て、私はとても切なかったです。謝らないで。ごめんなさいなんて言わないで。誰も大倉くんを悪いと思ってないし大倉くんを攻めないよ。

直前までライブに出ると言っていた大倉くんは、水も飲めない状況だったと、村上くんが翌日の収録で説明してくださったそうです。そんな状況で、出るだなんて。医者じゃなくてもストップします。

 

今回のことで、私は関ジャニ∞がどれだけ自分に必要な存在だったかを思い知りました。周りにドライでクールな性格と言われる私ですが、自分でもここまで動揺するのかと思う程でした。

ファンとして純粋に、大倉くんがそこにいないということのショック。そして、そういったことに直面した時の、本人とメンバーたちが考えることを想像するだけで涙が出そうでした。

彼らのことを勝手に決めつけるつもりはありませんが、責任感が強いと思います。一番辛いのは大倉くんでしょうが、他の6人のことも同じくらい心配でした。自分たちも突然のことに驚いているだろうに、ファンを想って申し訳なさそうに謝るんじゃないかと思うとそれも辛くて胸が痛かったのです。

  

あの時あの場にいた人間ではありませんので、自分で見たこと聞いたことは書けませんが、当時の様子を文字で把握してファンとして思ったことは色々ありました。

中に入っていた方のブログを幾つも読んで、あの日のライブを疑似体験して、それがメディアの報道よりも痛くて、でも温かい。そんなリアルな現場の様子を知ることができた。私は電車でマフラーに顔を埋めながら読みました。

 

 

落ち着いて考えて辿りついたこと。関ジャニ∞をただただ好きである。シンプルに一つ、それだけでした。メンバーとファンをこんなにも大事に思う彼らの温かさが愛おしいと。ピンチをチャンスに変えて、ステージで輝き続ける彼らを好きで本当良かったと。誇らしいと。

 

丸山くんが言っていましたが、ファンとしてもきっとこの日のことを忘れません。

 

大倉くん。

今は流動食を食べられているそうで、順調に回復していると聞き、安心しています。早く全快して欲しい。そう願うばかりです。

 

大倉くん、今はゆっくり休んでください。くしゃくしゃの笑顔で笑い、大きな笑い声をあげる姿を見られる日を、楽しみに待っています。

本当のキミを知りたいの キラキラで目が眩むけど

本当のキミを知りたいの キラキラで目が眩むけど

 

Perfumeの「シークレットシークレット」という歌の一節である。私はこの曲を相葉くんを応援するときの(勝手に)イメージソングにしている。曲全体ではなくこのフレーズだけなのだが、お気に入りの歌詞だ。

 

相葉くんはキラキラしているアイドルである。ジュニア時代、ヒロミさんに「スーパーアイドル相葉ちゃん」とあだ名をつけられた。色で例えるなら、混じりっけのない白。くしゃっとした笑顔、人当たりの良さ、何事にも一生懸命で素直。誰もが愛せずにはいられない魅力的な人である。しかし、メンバーには「根暗」と言われ*1、人見知り*2。テレビでもふとした瞬間にクールな表情が映り、少しミステリアスな一面も見せる。

 

と言っておいてなんだが、私に相葉くんのことはこれっぽっちも分からない。分かるわけがないのだ。多分、相葉くんも分かられてたまるか!って感じだと思う。そりゃそうだ。これは相葉くんに限らない話だが、家族でもない友達でもない私たちに見せている面はあくまで仕事中の顔であり、上記に書き連ねたことは「ファンに見せているアイドル・相葉雅紀」に過ぎない。世間に浸透している相葉くんのキャラクターは明るくて元気で天真爛漫、というだけだ。

 

2015年。

嵐を応援して10年になると同時に、相葉雅紀くんを応援して7年になる。

今まで相葉くんに関する記事を書いたことがなかった。理由はひとつ、難しいから。私のブログには、あれもこれも書こうとして文章がぐちゃぐちゃになった下書きがいくつも眠っている。

うまく纏められる自信はないが、個人的嵐10周年イヤーということで、嵐と相葉くんを応援してきた10年をざっくり書いてみることにする。

 

担当ではない彼に目がいく理由

姉の影響で嵐ファンになったのは2005年。姉に見せてもらった雑誌で嵐を初めて見た。当時、関ジャニ∞の安田くん、WaTの小池徹平くんといった「可愛い男の子」が好きだった私は、まんまと二宮くんを好きになった。

二宮くんに注目して嵐を追っかけ始めた。二宮くんは同じグループの相葉雅紀くんによく絡む。まあ絡む。すごい絡む。まるでお兄ちゃんが大好きな弟のようだった。そこで生まれる好奇心。二宮くんが好きな相葉くんってどんな人なんだろう。

相葉くんはしなやかダンスを踊る人だった。「振りの覚えが悪い」とメンバーによくいじられていたが、長い腕と長い脚を使ったダンスは力強いのに細やか。5人で踊っているとき、目を奪われるのはいつも相葉くんだった。

2006年、日本テレビで「嵐の宿題くん」がスタートした。ゲストを迎えてトークするバラエティー番組である。天然キャラである相葉くんはメンバーによくツッコまれ、独特の笑い声で楽しそうに目を細める。

目で追う人が二宮くんから相葉くんになった明確な時期は分からない。じわりじわりと魅力にはまっていき、気がつけば相葉くんのことが好きになっていた。

 

気胸の再発

2011年6月30日。私は学校へ向かう途中、携帯でそのニュースを見た。

 

嵐・相葉雅紀自然気胸で入院

 

ああ、ついに来たか。そう思った。

2002年、相葉くんは肺気胸で入院している。肺気胸が再発しやすい病気であることは私も理解していた。いつか、この日が来るかもしれない。でも来ないでほしい。ファンはそう願うことしかできなかった。

相葉くんは2004年の24時間テレビでメンバーに宛てて手紙を読んだ。そこで2002年に肺気胸になったときのことも綴っている。仕事に穴を開けてしまったときの想いを話す声は涙まじりだった。

2014年、15周年のハワイ公演でも自身の病気について話している。11月7日、NHKで放送された「嵐  15年目の告白〜LIVE&DOCUMENT〜」でインタビューも放送された。

 

ナレーション:相葉雅紀は、そんな雨の中でも、変わらない笑顔を見せていました。嵐のムードメーカー、相葉。そして、一番の努力家でもあります。相葉は、現場で誰よりも汗を掻き、いつも全力を出し切っています。そんな努力家の彼だからこそ、ある病気にかかってしまったことがありました。

ナレーション:2002年、19歳のとき、サックスに挑戦する企画で練習をしすぎて、肺に穴が開いてしまったのです。仕事をキャンセルし、緊急入院。

相葉:2002年にね、病気になったときね、俺復帰できないと思ったの。もう終わりだと思った。 嵐...としてもそうだし。

櫻井:ん?じゃあ何?もしかしたらもう嵐...やめることに、

相葉:...(嵐)に戻れないかもしれない。癖になるから。

櫻井:うん。

相葉:で、同じ所に破れる可能性がすごい高いんですよ。再発率がすごい高いからって聞いた瞬間にやっぱりこれは歌って踊ったり。

松本:うん。

相葉:っていうことが僕ら基本だったから。

二宮:うん。

櫻井:そんな感じだっていうのは俺ちょっと、初めて聞いたわ。

相葉:あ、本当。

櫻井:いやもちろんその、病気したのは知ってるけど、そこまでの感じだったっていうのは俺はちょっと認識なかったな。

相葉:うんうんうんうん。

松本:俺もそうだな。

相葉:あ、本当。

相葉:だから戻れたことはすごい嬉しかった。

(ハワイでの座談会)

 

ナレーション:相葉が復帰したのはハワイで行われたファンとのイベントのとき。出発当日の朝に退院し、気力で参加した相葉。しかし、この時の出来事がハワイにわだかまりを残すことになりました。

相葉:それこそねあんまり、激しい運動もできないし、まだ穴空いてるわけだから肺に。で、その時に、嵐の4人がステージで歌を披露するわけですよ。ま、一番端の方だよね、端の方からこうやってステージを見てたんだけど、4人が踊ってるのを。なんかもう...なんとも言えない気持ちになっちゃって。申し訳ない気持ちとなんかさぁ...切ない気持ちと、もうどうしたらいいかわかんない...気持ちになっちゃって。なんか、そんなことがハワイであったから。今回ハワイでライブができて。で立てたときは、その5人で、こう、ねぇ、ステージの上から見る景色っていうのはやっぱり...なんとも言えなかったですよ。...うれしかったよね。ようやくなんかこう...取り、返したじゃないけどさぁ。忘れてたものを、1つ、取り戻せたっていうか、決着がついたっていうか。

(ハワイでのインタビュー)

 

ナレーション:念願のハワイのステージに立った相葉。想いが、溢れ出ました。

相葉:こんなチャンスないと思ってたけど、ハワイで、5人で、ステージに立ちたいって...(言葉に詰まり後ろを向く)。ずっと...(涙声)

松本:いやいや、前向きなさいよ。

相葉:おも、思ってたんですよ。

松本:いや、前向きなさいよ。

相葉:で(力強く)、15年たって(前を向く)こういう機会を、もらってね、で、今日立てたんですよ。昨日も立てたし。すごく僕にとってはこの、意味のあるハワイでのライブでした。

(ハワイ公演最終日のエンディング前挨拶)

 

幸い2011年に再発したときは手術の必要はなく1週間程で復帰できた。復帰した収録のVS嵐を目にしたとき、嬉しさで胸がいっぱいになった。ゲストの北大路欣也さんに復帰のお祝いをされた相葉くんの表情を見たとき、涙が出そうになった。戻ってきてくれてありがとう、と感謝せずにはいられなかった。

 

5人で歌う「Hello Goodbye」

2013年9月21日、国立競技場で行われたアラフェスに参加した。

相葉くんはソロ曲で「Hello Goodbye」を歌った。ジュニアもバックダンサーもいない国立競技場のセンターステージには、真っ白な衣装に身を包んだ相葉くんひとり。

間奏でブルースハープを奏でた相葉くんが振り返れば、後ろから出てくるのはメンバー4人。メンバーはサビ前のパートをワンフレーズずつ歌い、国立競技場には5人のユニゾンで大サビが響き渡った。真ん中に相葉くんが加わり嵐が完成する。

そう、これが私の好きな嵐だ。私が好きなアイドルだ。

 

30代になり、"オトナ"の男性へ

2012年12月24日、相葉くんは30歳になった。今年、相葉くんは33歳になる。

10代後半でデビューするアイドルたち。30歳になるとそれなりのキャリアになり、年齢的にも大きな節目を迎える。私が応援しているアラサーの男性アイドルたちは、後輩の前で自分たちを「おじさん」と言い自虐することもある。

私は思う。30代になった相葉くんは色気が増した。美人になった。綺麗になった。ギリギリアウトのセクハラを平気で言う。30歳を経た相葉くんは、今まで見たことない表情をするようになった。垢抜けた、というのだろうか。何を言ってもセクハラっぽいのは見逃してくれ。

20代の相葉くんを例えるならフレッシュなフルーツ、30代の相葉くんを例えるならビタースイートなチョコレート。物憂げな表情と太陽のような笑顔のギャップ。畜生、目が離せないじゃないか。

 

甘くて苦い、くるくると変わる表情を見せてくれる相葉くんをこれからも応援し続けたい。

*1:二宮和也くんの発言

*2:風間俊介くんの発言

突然のパンケーキレビュー

パンケーキ文化がこんなに浸透したのはいつだろう。人々はパンケーキのために行列を作り、席に案内されるのを今か今かと待つ。なぜパンケーキが流行ったのか、経済評論家でもない私にはさっぱり分からないのでひとまず置いておく。

私はテレビで見たお店で気になったところは、食べログに登録しておく。近くに用事がある際に食事ができるようにメモしておくのだ。大阪でのお昼ご飯、おやつによく訪れるのがパンケーキ屋さんである。

当たり前ではあるが、お店によってパンケーキの色は異なる。そして、色んなお店のパンケーキを試してみたくなるのが女子だ。多くのお店を訪れたわけではないが、ここで一度まとめておこうと思う。

 

1.Butter(阪急梅田店)

パンケーキ専門店【Butter(バター)】江坂・茶屋町・梅田・阿倍野・神戸・甲子園・豊洲・横浜 ::: 高級発酵バターを使用した焼きたてパンケーキ :::

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阪急梅田駅の高架下に位置しているため、電車が通るたび大きな音がする。

味に関しては個人的にこのお店が一番好きである。注文を受けてから1枚1枚焼いてくれるため、あたたかいパンケーキを味わうことができる。デザートパンケーキやお食事パンケーキ、季節限定のメニューもある。

皆さんは、甘いパンケーキを食べていると途中で気持ち悪くなるなんてことないだろうか。私は何度か経験があるのだが、Butterさんの甘いパンケーキは、ぺろりと食べられる。シンプルなバターケーキも豪華なフルーツパンケーキも、絶妙な甘さで食べやすい。

 

2.Eggs'n Things(心斎橋店)

Eggs 'n Things

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聳え立つ塔のようなクリームが特徴のパンケーキ。生クリームは甘過ぎないし、味に飽きたら備え付けのソース(メープル・ココナッツ・グァバ)があるので、様々な味を楽しめる。

私はこちらのお店の「本日のスペシャルオムレツ」をおすすめする。オムレツの中身は日替わり。夏は夏野菜カレー、冬はビーフシチューといった季節感満載のメニューである。写真はポテトがついているが、ライス・トースト・ポテトから選択できる。

メニューはバラエティー豊富でひとつずつがボリューミーなので、2,3人で行ってシェアするのがおすすめ。

 

3.mog(難波店)

大阪パンケーキカフェ mog(モグ)/voivoi 三軒茶屋

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パンケーキ1枚1枚に「mog」と刻印されているのが特徴。こちらのお店のパンケーキは固めで厚くてボリュームがある印象だ。メニューの種類も多い。

mogさんのデザートパンケーキはまだいただいたことはないのだが、今年の2月9日から新登場した焼きマシュマロパンケーキが非常に美味しそうであったのでチェックしていただきたい。

 

4.ブラザーズカフェ(なんばCITY店)

パンケーキ専門店ブラザーズカフェ

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ブラザーズカフェさんのパンケーキは柔らかくふんわりしているのが特徴。見た目もかわいらしく、まさにスイーツ。

メニューは少なめだがジャンルが多いので、こちらもシェアするのが良いかも。

  

私が関西在住であるため紹介したのは大阪の店舗だが、お店によっては全国展開しているので、お目当てのパンケーキをお近くの店舗で是非味わっていただきたい。

関ジャニ∞のDVD「十祭」をステマする

十祭。関ジャニ∞デビュー10周年記念のお祭りと銘打たれたイベントである。2014年8月9日・10日に味の素スタジアム、8月23日・24日にヤンマースタジアム長居長居陸上競技場)にて開催された。全4公演。

 

そのチケット争いは熾烈なものであった。イベントは1公演で5.5万人、全公演で22万人の動員*1であったが、この数字はツアーの3分の1程度である。さらに、東京と大阪の2箇所のみの公演であったことも加え、競争率は高かった。

私自身もチケットを自力で取ることができなかったが、フォロワーさんのご厚意で24日の公演に入らせていただいた。一言で言うと、最高のイベントであった。もしも、関ジャニ∞のライブ作品を気になっている人がいらっしゃったならば、私は迷わずこの作品をお勧めする。

 

というわけで、レコード会社に頼まれてもないのに勝手に見どころを添えてステマする。発売から2ヶ月経っているけどステマする。

 

・ジャニーズヒットメドレー

1996年、1997年に事務所に入所した関ジャニ∞。そんなメンバーたちがジャニーズ事務所の先輩・後輩への感謝を込めたメドレーを披露した。メドレーのセトリはこちら。

 

お祭り忍者(忍者)
スシ食いねェ!(シブガキ隊)
SHE! HER! HER!(Kis-My-Ft2
仮面舞踏会(少年隊)
硝子の少年(KinKi Kids
Real Face(KAT-TUN
青春アミーゴ修二と彰
オリジナル スマイル(SMAP
weeeek(NEWS)
Venus(タッキー&翼
愛・革命(滝沢秀明
アンダルシアに憧れて(近藤真彦
A・RA・SHI(嵐)
ええじゃないか(ジャニーズWEST
TAKOYAKI in my heart(関ジャニ∞

 

ほ〜ら、もう見たくなってきたでしょう。

 

関ジャニ∞の色を残しながら、かっこよくかわいくジャニーズソングを継承しています。

私のお勧めは仮面舞踏会とアンダルシアに憧れて。

仮面舞踏会は横山・渋谷・村上(三馬鹿)の年上組でパフォーマンスしている。この三人はジュニア時代、先頭に立って関西ジャニーズJr.を引っ張り、20年近く共に過ごしてきた。そんな三人が少年隊の曲を歌っている姿に胸が熱くなること間違いなし。

アンダルシアに憧れては純度100%のジャニーズが楽しめる、まさにアイドルな1曲になっている。

 

・∞レンジャー 恋のトライアングル! 一途な想いの結末は...!?の巻

今回の脚本も関ジャニ∞最高で最強のプロデューサー、奇才・横山くん。

物語は、ブラックがレンジャーの面々に好きな人ができたと告白するところから始まる。しかし、ブラックの片思いの相手・白雪は高嶺の花だと諭されるほど美しい。ブラックはどうにかして片想いの相手・白雪に好きになってもらおうと、刺さると放った人を好きになってしまう「ほれ〜る矢」を持ち出す。ブラックはほれ〜る矢を放つものの、矢は誤ってナスに刺さってしまったのだった。さらに、ほれ〜る矢によってイエローがレッドに、ブルーがグリーンに惚れてしまう。

 

横山くんは、一番リアルな組み合わせを考えたと言う。熟年夫婦とメンバーに言われる深い関係である横山くん(ブラック)と村上くん(ナス)。けれども、プライベートではご飯も食べに行かない。しかし、脚本家はリアルを追求したらしい。(2回目)

 

シャイか。

 

そんな横山くんと村上くん、通称ヨコヒナコンビにぜひ注目していただきたい。

 

・ハチフェス

アラフェス。2012年と2013年に国立競技場で開催された嵐のイベントである。ファン投票・リクエストを元にセットリストが組まれた。

ハチフェスはアラフェスを受けた横山くんのパクリ良いものを取り入れていこうという方針で実施された。アルバム、シングル、カップリングのファン投票ランキングがトップ8まで発表され、トップ3の中からそれぞれ1曲披露される。

ハチフェスの見どころは何と言ってもソロユニットシャッフルコーナー。メンバーのソロ曲、ユニット曲をシャッフルした組み合わせで歌うコーナーである。

 

Kicyu(横山・安田)→渋谷・錦戸が

披露torn(錦戸・大倉)→横山・村上が披露

わたし鏡(安田)→丸山が披露

パンぱんだ(横山・丸山)→安田・大倉が披露

Babun(村上)→全員が披露

 

原曲バージョンとシャッフルバージョン、それぞれに良さがあるのは勿論である。しかし、シャッフルは何と言っても意外性のある組み合わせと選曲が面白い。

手と手を合わせたり二人でハートを作ったり可愛らしい振り付けが多いkicyuを、気まずいコンビと言われる渋谷錦戸が披露。照れを隠しきれない二人に注目してほしい。

また、セクシーでかっこいいダンス曲tornを横山村上コンビが担当。こちらも、手を握り合ったり腰や肩を掴んだりと二人が絡む振り付けがあるのだが、リハーサルで村上くんは横山くんにすぐ手を離されたと話していた。恥ずかしがり屋な横山くんと普段はなかなか見られない村上くんの表情に刮目してほしい。

また、普段から仲の良い安田大倉コンビがパンダの被り物でキュートに踊るパンぱんだ、バンドでベース担当である丸山くんがギターの弾き語り曲わたし鏡を披露する。

百聞は一見に如かず。イベントで一番の盛り上がりを見せたこのコーナーを是非見ていただきたい。 

 

・エンディング 

横山くんは挨拶中、涙をその頬に滑らせた*2。「頑張りなさい」と小さく声をかける大倉くん。目に涙を溜める村上くん。グループ最年長の涙に、ファンもたまらずもらい泣きをした。

エンディングでメンバーが浴衣姿で歌った「純情恋花火」では、夏の空に無数の花火があがった。夜空に打ち上がった大輪の花は優しく、美しく、儚い。

個人的にもこのイベントは今まで参加した現場で1、2を争う楽しさであった。しかし、楽しくて楽しくて仕方ないのにどこか胸の奥に切なさを残した。

 

もう戻れないあの日は、エイトとファンのひと夏の想い出として胸に深く刻まれた。

 

十祭(通常盤)  [DVD]

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*1:関ジャニ『十祭』がXマスイブに映像化 | ORICON STYLE http://www.oricon.co.jp/news/2044532/full/

*2:関ジャニ10周年に横山号泣「自信を持って関ジャニ∞でよかった」 | ORICON STYLE http://www.oricon.co.jp/news/2040801/

If or...Ⅶ 2/16

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行ってきました、イフオア!

は〜楽しかったです。とにかく笑った。

かっこいいとかわいいと面白いがぎゅっと詰まってて最高。ひなちゃんの魅力が溢れてる。ひなちゃんのひなちゃんによるひなちゃんとひな担のための舞台。
千秋楽だったので、スタンディングオベーションも出来ました。嬉しかったぁ。( ´ Д ` )「もう帰ったらぁ?」って言われたけど。全然めげないから!!

 

1回しか見てないので大体ニュアンスです。完全なるネタバレですのでご注意を!

 

 

 

 

 

  • お墓のシーン。カテコによると、自分が言ったセリフを台本にしてもらっている。しかし自分で考えたセリフなのに全然覚えられないらしい。
  • ( ´ Д ` )「お酒置いて、花置いて、オルゴール開けてしまってん。そしたら音響さんも音流してくれはるから。ほんであれ?セリフなんやっけって」( ´ Д ` )「情けない!」
  • スパイ試験。黒のタンクトップに黒のスキニーっぽいパンツ。細マッチョ。
  • フライングミッション。初っ端からバランスを保てず頭がついてしまう。(しかも2回)ちょっと待ってちょっと待ってと笑ってしまうひなちゃん。( ´ Д ` )「手と足ついてないからセーフ!」
  • タイピングミッション。文章中に(・£・)/(口の記号はこれじゃないので似ている記号)の顔文字。どうやって打とうか絞り出した結果、

 

( ´ Д ` )/(ほぼ顔芸)

 

  • ひなちゃんの解答:発売中グッズロビーにて(正解はロビーにてグッズ発売中)。なぜか倒置法。
  • ( ´ Д ` )「僕中国から来たって言ってませんでしたっけ?」
  • タイピングのミスがおじさんみたいなミス。例:語学→互角n。
  • 相葉雅紀相武紗季って似てるよね
  • 551-arutoki_naitoki@ifoo.co.jp。大阪臭。
  • 108億8090万円。銭勘定はしっかりしてまっせ。
  • 風船割りミッション。全然届かない。タイムアウトになっても割り続ける。( ´ Д ` )「ダメ?」
  • ゴリラマスクを被ってフルーツ収穫。全く届かず一つも取れずじまい。この間喋らないからシュールな空間。
  • ポーカーフェイスミッション。ずっとへらへらしながら答えてるのかわいい。
  • イザベラが直視するのも躊躇うエロかわいさ。
  • バーのシーン。アギーレと浅田舞子とスペイン監督しか残ってない。
  • グッズのクッションを抱きしめる。最大の販促。
  • ボディーガードに殴られてもときめく。
  • ピアノ演奏シーンにときめく。
  • 上手になったなぁっていう参観を見に来た母親みたいな感想を抱く。
  • 発砲シーンにもときめく。撃たれたい。
  • ピアノやソファの陰に隠れるのもときめく。
  • ドアを足で蹴って開けるのにもときめく。
  • 総じて襲われるシーンの動き全てに見惚れる。
  • ジャニーズでわかる太陽系。
  • ところがどっこい推し。
  • 村上先生の発音講座。
  • Earthのth。( ´ Д ` )「ーッス!」
  • VenusのVe。( ´ Д ` )「ゥウウヴィッ!」
  • ビ× ヴィ◯
  • ちゅうもーく!×10回前後
  • 太陽の嵐を指す時の雑さ。叩きすぎ。
  • 対してKinKi Kids兄さんの丁寧さ。そっと貼ってた。
  • WAになって踊ろう。( ´ Д ` )「ウォ〜ウォウォ〜」
  • V6が六角形の輪になる図。

 

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イノッチ適当すぎる。棒でしかない。

 

 

  • タッキー&翼。翼くんに本当におかえりなさいと頭を下げる。
  • でももう無理しないでください、あとは任せてくださいと滝翼をさらっと捌けさせうとする。
  • スパイを題材にした今作に被せるようにジョーカーゲームが上映されてKAT-TUNに八つ当たり。
  • NEWSを地球に例える。( ´ Д ` )「やのに、最新シングルKAGUYAってどういうことやねん!」
  • てごーし!!
  • ( ´ Д ` )「世界の果てまでイッテブワァ」。雑。
  • ( ´ Д ` )「ブラジル楽しかったなぁ」
  • ひなちゃんのなかでJUMPはカレーの子たちという認識。
  • ジャニーズWESTの言われよう。地味って言ってたけど、もちろん愛だよ!!
  • 作業着の下のスーツに早替え。スーツ(細身)。脚長い。
  • ジャッキー。パッチ再来。始末されたい。
  • ダンスシーン。身体が柔らかいからやっぱりしなやか。個人的一番の見所。
  • 敵と打ち合う発砲シーン。銃を撃つひなちゃんを何度もありがとう!!
  • データを奪って飛び降りるシーン。SHOCKでいう階段落ちみたいな定番にしてほしい。
  • 車で逃走シーン。マリカ。
  • 突然車内に流れる村上信五の週間関ジャニ通信
  • 思わず笑ってしまうひなちゃん。
  • ( ´ Д ` )ハキハキ喋れ!!
  • エンディングメイキングがかわいい。
  • 感じあうSPY今すぐ発売して欲しい。
  • 腕を引っ張られるイザベラエロい。
  • というかそのDVDください。

 

カテコは個人的ツボだったお話だけ纏めました。

 

 

 


とかなんとか言ってたら村上くんが千秋楽後にすばるくんソロライブ名古屋公演に参加しただと〜!?しかもひなちゃん号泣していただと〜!?

 

愛しすぎる松原.に乾杯。

 

早く名古屋に向かいたかっただろうに、何回も出てきてくれてありがとう村上くん!!

8UPPERSの登場人物を考察する

8UPPERS。2010年10月20日に発売された、関ジャニ∞の4枚目のオリジナルアルバムである。

このアルバムの初回盤2種には、8UPPERS FEATURE MUSIC FILMが収録されたDVDがついた。映像は1時間程度の短編映画。5年も前に発売された作品だが、ファンの間でも非常に人気で、未だ続編を望む声が絶えない。

関ジャニ∞のファン以外の方にも是非見ていただきたい作品だが、残念ながらもう新品を手に入れることは難しい。定価が元々高い作品ではあるが、あまり変わらない値段で中古商品が買えるので、興味のある方におすすめしたい。

今回はこの8UPPERS FEATURE MUSIC FILMについて書こうと思う。まずは、あらすじと登場人物ざっと説明。

 

1.あらすじ

8UPPERS(パッチアッパーズ)。それは社会の闇に住む若き始末屋達。自分達が悪と判断したら容赦はしない、悪には非情な天使達だ。ひとりひとりが違う夢と目的を持った彼らは、同時に熱い結束で結びついた同志でもある。同じ孤児院で共に育った彼ら。それぞれがそれぞれの形をした心の傷を抱えながらも、8UPPERSは今日も悪に泣かされる誰かのためにその始末を買って出ている。

ある日、マックの元に一通の依頼が舞い込む。

切迫した、ただならない雰囲気を察したマックはトッポとジャッキーを連れ立って、指定された場所へ向かう。

運転席から降りてきた女性は辺りをうかがうようにしながら、後部座席から段ボール箱を取り出すとそれを置き去りにしたまま、また乗用車で走り去っていってしまった。

三人は段ボールを開けて顔をゆがめる。中には1歳ぐらいの赤ん坊が入っていたからだった。

ーーーどうか、この子を守ってやってください。

白い封筒の中には、そんな手紙が入っていた。*1

 

2.登場人物

マック(横山裕

グループのブレーン。依頼の請負、交渉、仕事の管理業務をこなす。ジャッキーと始末屋の仕事を始め、信頼できる仲間と8UPPERSを組織していった張本人。

アーセナル渋谷すばる

様々な武器を用いて特に危険な仕事を担当する。施設で上級生からエアガンをもらったことをきっかけに、ミリタリーグッズにのめりこんだ。リボルバーの銃を使用する。

ジャッキー(村上信五

巧みな話術で相手の心理をコントロールし。情報の入手や交渉等を行う。食に対する興味とこだわりが強い。施設でマックを助け仲を深める。仲間を思う気持ちは人一倍強い。

ガム(丸山隆平

マスターしたあらゆる武術で抵抗してくる相手をなぎ倒す。少林寺拳法道場の四男。しかし本妻の子ではない。天然キャラで普段はおっとりしているが喧嘩になると先頭を切って果敢に戦う。

トッポ(安田章大

薬品関係に精通しており即効性の睡眠薬や劇薬を作りだす。施設では常にジャッキーと共に行動していた。オンラインゲーム界でその名を知らない者はいない。

エース(錦戸亮

どんな仕事でも恐れを知らず先陣を切って突っ込んでいく。プロボクサーを目指していたが、先天性の目の病気によりプロテストを不合格になる。ガムに何度も喧嘩を挑むが、勝利したことがない。

ジョニー(大倉忠義

自慢のルックスで女性を口説き様々な情報を入手する。その甘いルックスから施設でイジメに遭っていたが、ジャッキーに助けられた。ジャッキーに想いを寄せている。

エイト

ダンボールの中に入っていた赤ちゃん。ジョニーが名付けた。

*2

 

3. 作品を見て思うことあれこれ

この作品は「映画と音楽の融合」が特徴で、物語の鍵となるシーンで登場人物の心情を表したアルバムの曲が流れる。曲から登場人物の想いが汲み取れる新しさも、この作品の魅力である。

また、この作品の登場人物は台詞よりも表情や動作で気持ちを表すシーンが多いと感じる。つまり、登場人物の心情はどこか抽象的で、視聴者の想像に委ねられている部分が多い。

そこで、感じたことや思ったこと、ちょっとした疑問を自分なりに考察してみる。あくまで私の解釈なので、暇つぶし程度で読んでいただければ幸いである。この先も盛大なネタバレがあるので、避けたい方はご注意いただきたい。

 

・ジョニーはエースが嫌い?①

嫌い、とまではいかないかもしれないが、ジョニーはエースが苦手なように思う。アーセナルがダーツ盤に向かって発砲するシーン。このシーンでは、自分たちの境遇を自虐するエースを制するように、アーセナルが弾を放っている。エースの発言は所謂デリカシーがないというやつだ。

同じシーンで、エースはジョニーに度々話を振るが、ジョニーは冷たい態度しかとらない。

 

・ジャッキーとトッポの長い付き合い

ジャッキーとトッポは施設にいる頃から共に行動している古い付き合いである。ジャッキーはトッポの出生に関する情報を調べ上げた過去があるほどだ。トッポは元々一人でいるのが好きなタイプであるが、ジャッキーとは特別な関係のようである。マックとジャッキーとトッポで依頼者を待つ車のシーンや、沢村宅で沢村を探すシーンでは、ジャッキーとトッポがお互い遠慮しない物言いで会話を繰り広げていることから、二人が共に過ごした時間の長さが伺える。

 

・ガムとエースは拳で語る

ガムは実家の道場で一人、本妻の子ではないことから肩身の狭い生活を送っていた過去がある。施設に入ったあとも心を開かなかったガム。一方、エースはガムの施設最強という噂を聞きつけ、喧嘩を申し込む。未だに一度も勝てないことを悔しがり、何度も喧嘩を挑んでくるエースにガムも次第に心を開いていく。

これもエースなりの気遣いだったのかもしれない。ガムとエースは拳で語り合うのが最も良い手段なのだろう。

 

・買い物で出る登場人物の性格

エイトの日用品を買うために、全員でショッピングセンターに向かう面々。マックとジャッキーとガムはミルクや哺乳瓶などの生活用品係、アーセナルとトッポとジョニーは洋服係、エースは玩具係だ。

マックとジャッキーは、バギーをどれにするか悩んでいるガムを置いて、さっさと車に戻ってしまう。このとき、マックとジャッキーは、あくまで依頼者の子どもとしてエイトを認識し、依頼を守る義務感からエイトに接しているように見える。

一方、ジョニーはエイトの世話に前向き、トッポも既にエイトの世話で散々な目に遭ったのだが、服となると楽しそうに選んでいる。アーセナルはトッポとジョニーが選んだ服にまみれ退屈そうな表情を見せる。

そして、一人単独行動のエースが玩具選びそっちのけ。しかし、玩具売り場の子どもたちに懐かれ、エースの周りにはどんどん子どもが集まってくる。

最初の段階におけるエイト(子ども)との関係が分かるシーンである。

 

・エイトと心を通わせるエース

面倒臭いから、とエイトの世話をすることを嫌がったエース。しかし、バーで喧嘩に負け目覚めたあとにエイトと心を通わせる。このとき、エースの心を表すのは「願い」という曲。エースは親の虐待によって警察に保護され、施設に入った経緯がある。無言でエイトと見つめ合うエースは、初めてエイトという生命と向き合った瞬間なのだろう。

 

・「モノグラム」が描く7人の心

モノグラムは劇中でかかるアルバム収録曲。2010年のジャニーズ楽曲大賞でも2位にランクインした人気の高い曲である。*3

この曲は、エイトと7人の何気ない日常、小さな幸せを表したとても優しい曲。歌詞のひとつひとつがあたたかくて、個人的にも大好きな曲である。

カタチはないのに 確かな手触り

温かい 守り抜きたい

もしかしたらこれって"愛"?

こちらは、モノグラム2番の歌詞の一部である。このパートは村上くんのパートなのだが、村上くん演じるジャッキーもエイトに対して初め仕事相手としての感情が強いようだった。親の愛を知らない7人がエイトを通して初めて愛を知り、変わっていく。そんな様子が伺える。

 

・エースの観察眼と優しさ

エイトへの接し方を悩むアーセナルは公園で一人ベンチで物思いに耽る。エースはすぐに輪を離れたアーセナルに気づき、「どうしたん?元気ないやん」と声をかける。エースは喧嘩っ早く繊細さを備えてないように見えて、人の気持ちには敏感なのかもしれない。

 

・ジョニーはエースが嫌い?②

①の続き。人の気持ちに敏感なエースはジョニーがジャッキーに想いを寄せていることに気づいている可能性もある。歯に衣着せぬ物言いをするエースは、ジョニーに直接それを尋ねたのかもしれない。

ジョニーの想いを8UPPERSの面々が知っているのか定かではないが、もしも隠しているならば、自分の気持ちを見透かされているようでジョニーはエースを避けてしまいがちなのかもしれない。

 

アーセナルがエイトを抱き上げる

今までの態度と打って変わって、エイトと遊ぶエース。その変わりようにアーセナルは戸惑いを隠せずにいた。アーセナルは裏社会で生きてきた自分が、エイトに触れていいのか、迷い悩み続けてきた。

公園でのシーン。エースの言葉に背中を押され、初めて自分の意志でエイトを抱き上げるアーセナル。エースに続いて、アーセナルもエイトに出会い、変わっていく。

 

・マックとジャッキーの固い絆

依頼者の母親と三人で面会した際、ジャッキーは母親の無責任さに声を荒げて感情を露わにし、マックにそれを止められる。エイトを思うあまり冷静さを失うジャッキーを言葉なしで制するマック。

また、敵地に潜入する直前、ジャッキーの発言に、マックは「俺はお前らとほんまの兄弟やと思ってる。それでええんとちゃうんか?」と投げかける。

マックとジャッキーには他のメンバーにない深い絆があり信頼関係が固い。片方が片方を補いバランスを保っている関係なのだろう。

 

・ジョニーがエイトを返したくない理由

一連の事件が解決した後、ジョニーだけがエイトを母親の元へ返すことに反対する。8UPPERSのメンバーの中で一番エイトを可愛がっていたのはジョニーであり、メンバーのなかではお母さんのような存在であるという設定もある。

全員が施設で育ったメンバーは、自分がエイトと一緒にいたい気持ちより、母親と暮らせることがエイトにとって最も幸せであることが重要だと理解している。ジョニーは頭の中でそれを分かっていても、エイトを諦めることができない。これも、ジャッキーへの恋心を踏まえた上での小さな赤ちゃんに対する執着なのかもしれない。

 

・マックという人間

マックはエイトと楽しそうに遊ぶメンバーを見て愛おしそうに微笑んだり、メンバーを納得させる一言を投げたり、リーダー的存在であるマック。このアルバムがリリースされた時期、「マックの日記」が公式サイトで公開されていたこともあり、マックの日記から分かる設定は多い。

マック自身であれば、朝はアーセナルが入れたコーヒーが好き。お酒があまり得意ではない。「なきむし おつきさま 」が人生のバイブルで、劇中でもこの絵本を読んで号泣している。ビシッと決めたスーツ姿と人間らしい部分のギャップが愛おしくなるキャラである。 

 

作品を何度も見直して初めて気づくこともあるので、今後も追記していくかもしれない。先ほども言った通り、正解でもなんでもなく推測の域なので、こういう風にも見れるな〜程度でとどめていただきたいと思う。

 

 

8UPPERS(初回Special盤)

8UPPERS(初回Special盤)

 
8UPPERS(初回限定盤)

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*1:初回限定Special盤封入特典フィルムパンフレットより

*2:初回限定Special盤封入特典フィルムパンフレットより

*3:ジャニーズ楽曲大賞 http://j-m-a.info